第14回少年少女遠征 事前トレーニング

七月十九日から二十一日の三日間にわたり、第十四回少年少女遠征海洋プロジェクト‐国東半島編‐の事前トレーニングを、金光教聖ヶ丘野営場および金光教総合庁舎を会場として開催した。本トレーニングには、全国より八名の隊員と八名の指導者が参加し、遠征本番に向けた心構えと基礎力の向上を目的として実施したものである。

初日は講義とディスカッションを中心に進め、遠征活動に必要な知識と考え方を共有した。隊員は事前のオンライン会議で作成した計画書を携え、講義内容を踏まえて自らの計画の不十分さを認識するとともに、改善の方向性を見出した。特に、低予算で実施可能な新たな野外調理の工夫、自転車走行に関する道路交通法の理解など、実践に直結する内容が多く、隊員は真剣な面持ちで知識を吸収していた。また知識を得るだけでなく、それを自らの計画に反映させる姿勢が随所に見られ、主体性の芽生えを感じさせた。

二日目と三日目は、遠征本番で必要となる技術を実際に体験する実技を中心に構成した。自転車のメンテナンスや安全な走行方法、暗闇での設営訓練、釣った魚を捌く実習など、野外活動の基礎から応用まで幅広い内容を取り入れた。日頃から野外活動に慣れていない隊員も多かったが、必死にメモを取りながら取り組む姿が印象的であり、今回の遠征が隊員にとって新たな挑戦の場となることを強く感じさせた。

今回の遠征は「自ら踏み出す一歩」をテーマとしている。他者に促されて踏み出す一歩よりも、自らの意思で踏み出す一歩には、一万歩分の価値があると考えている。オンライン講習会や事前トレーニングで得た知識・技術を、隊員一人ひとりが遠征本番で自ら判断し、自ら行動することにより、主体的な成長が生まれることを期待している。本トレーニングは、隊員が「自分で考え、自分で動く」ための準備期間として大きな意義を持つものであり、遠征本番での挑戦と飛躍を強く願っている。(報告:丸山孝明)