2026 霊地キャンプラリー バードキャンプ(聖ヶ丘)

 令和八年三月二十七日から二十九日にかけて、聖ヶ丘野営場において、小学校四年生から六年生を対象とした「霊地キャンプラリー バードキャンプ」が実施された。参加隊員は二十三名、三班編成にて三日間のキャンプを行った。
 第一日目は、本部教庁一階エントランスにて受付を行い、その後奥のホールにおいて、個人携行品の点検を実施した。続いて会堂広前へ移動し、全員で御祈念を行った後、野営本部長よりお届けがあり、本キャンプの安全と成功を金光様にお届け申し上げた。その後、聖ヶ丘野営場へ移動し、開会式を行った。
 当日は澄み渡る青空のもと、桜の花も咲き始め、天地自然が子どもたちを歓迎しているかのような穏やかな雰囲気であった。隊員たちは初めこそ緊張した様子であったが、ミッキーマウスに扮した野営本部長の姿に笑顔がこぼれ、次第に打ち解けていった。挨拶の中で野営本部長は、「ありがとう・ごめんね・お先にどうぞ」の三つの言葉を大切にし、仲間と助け合いながら楽しく過ごしてほしいと呼びかけた。
 本キャンプでは、三日間を通して四つの隊プログラムと四つのチャレンジコーナーに取り組んだ。各種活動やゲームの成果に対する表彰に加え、思いやりのある行動や成長が見られた隊員も評価され、隊員に表彰綬が授与されることから、隊員たちは最優秀班を目指し意欲的に取り組んだ。
 開会式後は、最初の隊活動「金神道ピクニック」を実施した。直信の先生方が通られた沙美海岸へ続く山道を、互いに声を掛け合いながら歩き、海岸に到着後は班ごとにブルーシートを広げ、お菓子やジュースを囲んで和やかな時間を過ごした。
 夜には「自己紹介ババ抜き」を班対抗で行った。段ボールで作成したカードに書かれたお題を揃えると、その内容で班全員が自己紹介を行う形式であり、笑顔と笑い声に包まれながら、隊員同士の距離はさらに縮まった。 
 入浴は男子が修徳殿、女子が境内休憩所の浴室を利用し、待ち時間も少なく、ゆったりと過ごすことができた。就寝は野営場内の木製テント「パオ」にて行い、心身を休めた。
 第二日目は、午前に「バードコール作り」と「野外調理」、午後に「木登り」と「巣作り」の、合計四つのチャレンジコーナーに挑戦した。
 バードコール作りでは、木の枝に金具を取り付け、摩擦によって鳥の鳴き声を再現する道具を制作した。隊員たちは思い思いに絵や模様を施し、それぞれ個性あふれる作品を完成させていた。
 野外調理では、火というものについての説明を受けた後、薪の組み方やファイヤースターターによる着火に挑戦した。班ごとに協力しながら火を維持し、最後には沸かしたお湯でココアを淹れ、スモアとともに味わった。
 木登りでは、専門の知識を持つリーダーの指示のもと安全装備を正しく着用し、ロープを使って木に登る活動に挑戦した。初めは恐怖心を抱いていた隊員も、スタッフの見守りの中で次第に慣れ、高所から笑顔で手を振る姿が見られた。活動の最後には、登らせていただいた木に感謝を伝えた。
 巣作りでは、野営場内の植物や枝を活用し、班全員が入れる大きな巣を制作した。表札や窓を設けるなど、各班の創意工夫が随所に見られ、協力して一つのものを作り上げる喜びを感じている様子であった。
 夜の隊活動「キャンプファイヤー」はジュニアメイト隊と合同で実施した。中学生によるスタンツに刺激を受け、隊員たちも装飾を身につけて歌や踊りを披露し、会場は大いに盛り上がった。
 第三日目は「バードリンピック」を実施した。開会式の後、ネイチャーゲーム、ゲートキッカー、チャレンジオーバーカムラリーの各種目に取り組んだ。自然の中で課題を見つけるネイチャーゲームでは、仲間と協力しながら課題に挑戦し、思わぬ発見に歓声が上がった。競技では、朝の時点で劣勢だった班が見事に逆転優勝を果たすなど、最後まで白熱した展開となった。
 三日間の集団生活という普段とは異なる環境の中で、隊員たちは着実に成長を見せた。整理整頓が苦手だった隊員が自ら進んで身の回りを整えられるようになったり、悔しさを乗り越えて仲間を励ます姿、困っている仲間に手を差し伸べる姿など、多くの尊い場面が見られた。
 期間中は終始天候に恵まれ、最終日には桜も咲き誇り、子どもたちの成長を祝福しているかのようであった。閉会式では野営本部長より「新学年も頑張ってください」と、激励の言葉があり「来年も霊地キャンプラリーで会いましょう」との言葉で締めくくられた。解散セレモニーでは三隊合同でテーマソング「陽の当たる道」を合唱し、全日程を終えた。
      (報告 庶務副長 鈴木一監)