第3回 バードキャンプ聖ヶ丘野営場(ご霊地)

 令和七年三月二十八日から三十日にかけて、聖ヶ丘野営場において小学校四年生から六年生年代を対象とした【第三回年代別バードキャンプ】が実施された。二十四名の隊員の参加を頂き、かわせみ班、うぐいす班、めじろ班、つばめ班の四班編成でキャンプを実施した。

 第一日目は本部教庁一階ホールにて受付の後、聖ヶ丘野営場へ移動し開会式を行った。前日の夜には大雨が降り、雨が長引かないか心配であったが、朝には青空が広がり、桜の花も次々に咲きだし、天地が生きていることを実感しながらの開会式となった。隊員たちは緊張した様子だったが、山賊に扮装した野営長の姿を見て笑顔になり、緊張もほぐれていた。野営長は、バードキャンプを楽しく過ごすための三つの言葉【ありがとう・ごめんね・お先にどうぞ】を大切にして、御霊地という大切なお土地に感謝しながら、楽しくてためになる時間を過ごして欲しいと挨拶された。

 今回のキャンプは、三日間で二つの隊活動と七つのチャレンジコーナーに挑戦した。チャレンジコーナーや各種ゲームでの表彰はもちろん、隊指導者が素晴らしいと感じた隊員を表彰し、班に表彰綬が授与される。隊員たちは最優秀班を目指し、三日間の活動に取り組んだ。

 開会式後、一つ目の隊活動である【金光アドベンチャー】を行った。御霊地の各施設に問題やミッションを設置し、隊員が問題を解きながら、ゴールへのキーワードを見つけていく。ゴールの金光教学院では、隊全員で学院広前に参拝し、学院職員から学院についての簡単な説明を頂いた。夜は、【団らんの火】というアイスブレイクを行い、ろうそくのみの明るさの中で、初めて会う者同士で仲間意識を高めるゲームを行った。お風呂は過去二回使用していた境内休憩所から変更し、修徳殿のお風呂を使わせていただいた。男子女子同時に入ることが出来るので、隊員たちもゆっくり温まることが出来たと喜んでいた。就寝は野営場にあるパオと呼ばれる木製テントで心と体を休めた。

 第二日目は、午前中に【葉り絵】と【ペットボトルホルダー・ウグイス笛作り】、午後は【カヌー・昔遊び】と【野外調理】のチャレンジコーナーに挑んだ。

 葉り絵では、蝶の絵が描いてある画用紙に、自分たちが選んだ葉や木の実をボンドで付け、世界に一つだけの蝶の絵を完成させた。ペットボトルホルダーでは、二本の紐を編み込んでいき、腰からペットボトルや軍手をぶら下げられる物を作った。隊員たちも各々力を入れたポイントがあり、満足したものが出来ていたようだった。ウグイス笛では、竹を削り、ストローを本体にくっ付ける作業をした。微妙な角度で音が出なかったりするため、苦戦している隊員もいたが、最後には皆良い音を出すことが出来、ウグイスが返事をしてくれたと喜んでいる隊員もいた。カヌーは、胎金寺野営場前の池に移動し、しっかりとレクチャーを受けて行った。初めてのカヌーに隊員は大はしゃぎで、時間を忘れて楽しんでいた。昔遊びでは、手作りのメンコ、竹馬、竹ぽっくりを楽しんだ。竹ぽっくりでは、タイムが計測され、接戦が繰り広げられた。野外調理では、燃焼の三要素が小学生にも分かりやすいように、イラスト付きで説明され、その後、野外調理に適した薪の組み方を教えてもらい、ファイヤースターターでの着火も体験した。自分たちで薪組みをし、火の調整をして作ったカップケーキを隊員たちは嬉しそうに頬張っていた。二つ目の隊活動である【キャンプファイヤー】では、休憩時間や少ない隙間時間に練習したスタンツを披露した。どの班も上手に踊れていて、見る側も手拍子や合いの手を挟み、楽しいひと時となった。

 第三日目は【かかし作り】と【モルック・ボッチャ】を行った。かかし作りでは、洋服か和服かを選ぶところから始まり、協力して服の中に落ち葉を沢山詰め込み、顔を書いて大きなかかしを完成させた。最後には作ったかかしを後ろに記念撮影を行った。モルックとボッチャは、初めての子がほとんどであったがすぐにルールを習得し、熱中して楽しんでいた。大接戦の末、逆転負けをして大泣きしている隊員もいたが、励まし合い、支え合い、最後は笑顔でチャレンジコーナーを終了していた。二十四名での集団生活という、普段とは全く違う生活の中で、隊員たちはぐんぐんと目に見える成長をしていった。「ありがとう」が言えなかった子が言えるようになったり、他の子の良い部分を吸収し、すぐに実践ができるようになったり、去年のことを思い出し、先々準備をしていったりと、三日という短い期間ではあったが、子どもたちには充実した濃い三日間であったと思う。

 閉会するまで三日間素晴らしい天気に恵まれ続け、三日目には桜の花も子どもの成長を喜ぶかのように咲き誇っていた。閉会式では野営長が、このキャンプが楽しかったのは、皆さんが本気で取り組まれたからであり、また、沢山の方が準備を頑張ってくれたからですと挨拶をされた。野営長のその挨拶を頂き、三日間共に過ごしてくれた仲間に対して、三日間お世話をしてくれたスタッフに対して、そしてずっとお世話になっている天地自然に、隊員全員でお礼をして解散となった。

 三日間、大きな事故や怪我もなく、途中でリタイアする子もなく無事にキャンプを終了することができたのは、神様、金光様はもとより、全国の先生方、信奉者の方々の篤き御祈念があってこそと思わせていただいた。

「また来年も会おうね」と沢山の子どもたちが言ってくれていたことにお礼を申し、第四回を楽しみにしたい。